プリウスという夢―トヨタが開けた21世紀の扉



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プリウスという夢―トヨタが開けた21世紀の扉
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20世紀最後の発明とでも言えるプリウスの存在

2代目に進化した現在となってはプリウスを街中で見かけてもそんなに珍しくは無いが、発表当時の1997年や翌年の1998年は「あっ!プリウスが走ってる!」とまるで四つ葉のクローバーを見つけた時のように騒いだものだ。
しかし、このプリウスもこの当時のトヨタとしては生産ベースに乗せるのは苦渋の決断だっただろう。また215万円という「21世紀へGO!」にかけた値段にしても赤字覚悟の大出血バーゲン価格のつもりであっただろう。それくらい自動車ビジネスというものはシビアなものなのだ。
そんなプリウスの開発ストーリーを描いたのがこの本である。愚生も初代プリウスに試乗した時にはメカにかなり興味を示したが、昨年発表の2代目エスティマ・ハイブリッド試乗時では4駆システムに進化しているとは言え、インパネ上のモニターを見て、頭が混乱してしまった。それくらいハイブリッドシステムも複雑に進化しているものだが、この本では初期のプリウスのハイブリッドシステムを分かりやすく解説もしている。ハイブリッド初心者には読んで欲しい一冊だ。

初仕事の苦労と効果

ハイブリットシステム
2006年の今では知らない人の方が少ないと思いますが
トヨタ自動車が世界で初めて量産したパワーユニットです
と、言った部分よりも 近しくも遠いこのシステムに対して
関わった人たちのアプローチや考え方が非常に参考になりました。
当たり前からの脱却
みんな思いながらも出来ない事だと思います
この本にはその事に対してヒントがあります

車や工学が好きな人はもちろんですが、
何か壁に直面している人に勧めたいです

最初に自分がやらなきゃ 何も言えない

本文に出てくるこの言葉 自分に対して戒めです。
車だけでなく作り方も新しい

プリウスが発売されたのは,97年の年末である.次世代セダンの開発という命題でプロジェクトが始まった93年であり,ハイブリッドシステムの搭載が決まったのは,94年の末.通常は,モデルチェンジであっても4年ほどの時間を掛けるのが通例であるのに,プリウスは,駆動形式が決まってから僅か3年で発売に至っている.その開発の記録をまとめたのが本書である.章のタイトルにもなっているが,アリが群がるがごとく,関係者が群がって同時進行的にプロジェクトを進めた.時間が無いプロジェクトだけに,代案を敢えて設けず,本命一本に絞った開発が驚異的な短時間の開発を達成した.また,電子メールなど,当時出始めたツールを積極的に導入して,効率向上を図ったことも,成功の要因である.21世紀に向けたクルマ作りの記録である.
当初,トヨタは,プリウスが高コストで失敗することにより,他社のエコカー開発の意欲を削ごうという戦略があったと,まことしやかに伝えられているが,その見方が誤りであることがわかるし,現に第2世代のプリウスの好調な売れ行きがそれを示している.



双葉社
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