Z(ズィー)カー (光文社新書)



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Z(ズィー)カー (光文社新書)
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Zカー・情熱も伝わってきます

Zカーの陰に、日産自動車の光と影を見た感じです。純粋に車を愛すること、どんな自動車メーカーでも必須条件だと思います。
片山さんの情熱そのものがZカーの魅力のひとつとなり、そして人生の楽しみ方まで教えていただけました。

お奨めの一冊です。
SHIFT?MOST PASSION

Mr.Kこと片山豊氏、彼は米国日産でフェアレディZを広めるのに尽力した人である。この本はフェアレディZ(アメリカ流に言えば「Zカー」)を開発し、それを広めたいきさつを記した本である。
構成としてはかつてのNHK「プロジェクトX」に近いものがある。しかし、それなりに順を追って書いてあるので、「なるほど!」と思える部分も少なくはないだろう。
「Zカー」のファンのみならず、カーマニアならば一度は読んでおきたい一冊だ。
まさかの92歳

日産の「光と影」を見ることが出来たことに付け加えて、興味深かったことがあります。
世間では「老害」が企業問題として各所で問題になっていますが、
Zの生みの親であり、この本の著者である片山氏は92歳。
財部氏は片山氏を「60代のようにも見える」と述べているように
文面からでも夢溢れるこの92歳の片山氏の若々しさが伝わってきます。
過去の自慢話で終わらず、冷静に日産のことを考え、新たな世代を見守る懐の広さを持った片山豊という人物がいることをこの本で知ることが出来て嬉しく思う。
現代日本社会の縮図

エリート意識だけ高く国際的な経営理念・哲学に欠けた官僚体質の経営者に率いられた日産自動車の没落と”国際経営者”による復活(過程)の物語。

独創性のある出来る人間への本社の官僚的エリートの嫉妬と羨望、そしてそれに根ざした情実人事と出来る人間への徹底的な排斥行為。これが日産自動車という我が国を代表する会社さえも徹底的に没落させた。
日産に巣くっていたこのような病巣は幸いにもMr.ゴーンという類い希なる外科医によって切除され、その象徴としてZの再生が本書の概要である。しかしながら、本書の主題は単なる車の再生物語ではない。

日本の主要銀行やダイエーをはじめとするオーナー企業、これらは情実人事をはじめとしてまったく日産と同じ独善的かつ官僚的経営姿勢を取ってきたため、必然的に同じ没落の道を歩んでしまった。ただ、違うところは最早名医でも手遅れであろうと言うところか。このような重篤な症状は私企業ばかりではなく官学すべてにわたる日本社会奥深くに根ざす同種の病巣に起因するのではないかとおもわれる。日本経済凋落の主因である。

昨今、グローバルスタンダードの美名の基に実績主義が声高に叫ばれているが、我が国において本当の意味での実績主義があり得るのであろうか。情実人事の拡大再生産の隠れ蓑にならなければ良いのだが。

くりかえすが、本書は”企業・組織の理念・哲学とはいかに考えるべきなのか”、”本当の意味での実績・成果とはどのように評価されるべきものであるのか”という、もう少し広い視点から読まれるべきもので、単なる車物語として読まれるべきものではない。Zカーは象徴である。

ただ、惜しむべきは”ZのDNAは残っていた”と言う表現をするならば、それを受け継いできた者達の心意気・それまでの日陰の処遇をもう少し明確に記載すべきであった。ページ数の関係で仕方がないことではあるが、同種の会社・組織体の再生には必須の情報であろう。
古今東西クルマ好きへ

クルマが好きで、ニッサンが大好きで、Zが大大大好きな、会社ではあまり報われなかったけど、それでもとっても元気なおじさんと仲間たちのお話。クルマに対する情熱とユーザーの変わらぬ愛着が、Zの栄光と衰退そして復活を通して語られる。単純に一人のクルマ好きのストーリーとして読むべし。熱意だけでは成し遂げられないこともあるが、熱意は人の共感を呼び、熱意が無ければ始まらない。企業論として語りたくはない。



光文社
いま、日産で起こっていること―躍進する企業の戦略と実行力
日産が危ない―V字回復後の問題点を洗う (Yell books)
日産らしさ、ホンダらしさ―製品開発を担うプロダクト・マネジャーたち
実践「日産生産方式」キーワード25―限りないお客さまへの同期を追求する
カルロス・ゴーンは日産をいかにして変えたか (PHP文庫)







         
         

         
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