ニシンが築いた国オランダ―海の技術史を読む



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本書はオランダの盛衰を描いているが、ユニークなのは水産、造船、海運、航海など通常の史書で触れられる事の少ない技術面にスポットを当てていることだろう。

領土も狭く、人口も少ないオランダが東洋に大帝国を築いたことは、かねがね不思議に思っていた。ただ、そのシーパワーの源泉が、漁業にあり、国民が海に慣れていた事、とりわけニシン漁とその塩蔵技術が大きく影響していることは知っていた。本書はそうした漠然たる疑問に対し、より詳細に答えてくれる。

ただ難をいえば、文章の流れが悪い個所もあり、十分に読みやすいとはなっていないことである。このテーマであれば、もっと面白く書けるのにな、と思ってしまう。



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